ラケットの選び方

バドミントンラケットには様々なメーカー・種類がありますが、

・それぞれのラケットには様々な違い・特性があるのはご存知ですか?
・ラケットを価格やデザインだけで選んでませんか?
・間違った知識や認識でラケットに自分の力を合わせようとしてませんか?

一言で違いと言ってもなんのことか分からないと思いますので、これから違い(種類)の説明をし、あなたに合ったラケット選びのポイントを覚えていただこうと思います。


ラケットの大きさ

ラケットはそれぞれ大きさ(長さ)が違います。 みなさんがよくご存知のレギュラーサイズとロングサイズもその一つです。 日本バドミントン協会の競技規則ではラケットのフレームにも大きさの規定があるのをご存知ですか? 競技規則によると

「ラケットのフレームは、全長で680mm以内、幅は230mm以内とする。」

とされています。 現在ではロングサイズというラケットが主流になってますが、ほとんどのラケットがロングでは全長が674mmレギュラーでは664mmに設計されています。つまりロングとレギュラーでは全長が10mm違うというわけです。 では、この10mmの差はどこにあるのでしょうか? 答えはラケットによって異なります。 レギュラーサイズのラケットを基準に考えると、

・グリップが10mm長いもの
・シャフトが10mm長いもの
・グリップ・シャフトが5mmずつ長いもの
・ヘッド・シャフトが5mmずつ長いもの

等、ひとえに10mmロングといっても全体のどの部分が長くなっているのかはそれぞれのラケットによって異なります。

また、レギュラーサイズのラケットでも種類によってはシャフトの長さ・ヘッドの大きさが異なるものもあります。

シャフトの柔軟性

前回、シャフトの長さに違いがあることはご説明しましたが、長さの違いだけでなくそれぞれシャフトは異なった柔軟性をもっています。

メーカーのカタログ等でも硬さや打球感といった形で表示されています。

・硬いラケットは男性(上級)
・柔らかいラケットは女性(中級)

と考えている方も多いと思います。決して間違っているわけではありませんが、女性は硬いラケットでは飛ばない!!とか男性は柔らかいラケットではダメ!!というわけではありません。

もちろん人それぞれパワーやプレースタイルが違う訳ですから、自分にあった固さのシャフトを選ぶというのが勝利への第一歩になることは間違いありません。 シャフトの柔軟性の違いによる特性は、

硬いもの・・・撓(しな)らない=コントロールしづらい・シャトルのスピードが速くなる・シャトルの勢いに負けないパワーが必要
柔らかいもの・・・撓る=コントロールしやすい・反発力が大きい・パワーのない選手でもラケットの力でシャトルを返せる

これはほんの一例ですが、特性をよく知り、自分に合ったラケットが必要なのが分かると思います。

ヘッドの大きさ・形状

ヘッドの大きさ(面積)にもそれぞれ違いがあります。

当たり前のことですが、大きければシャトルが当たりやすい、小さければ当たりにくいと言った違いもありますが、それだけではない大きな違いがあります。
大きさの違いの一つに形状の違いがありますが、ヘッドの先端が丸いものと平らになっているものがあります。
現在では平らになっているもの(YONEXではアイソメトリック形状と言われているもの)が主流となっていますが、この形状の特性としては、スイートスポットが広いというのが大きな特性となっています。 スイートスポットとは簡単にいえばいちばんいい打球が打てる面(位置)のことを言います。

つまり、スイートスポットが広いということは、それだけいい打球を打てる可能性がアップすると言うことになります。ただその反面、勢いを殺すような打球を打ちたいとき(スイートスポットをあえてはずしたい時)に苦労することもありますが、初級〜中級のプレーヤーであれば技術より確実に返球をすることが最優先になると思いますのでこの形状がお奨めかと思います。

逆に技術を存分に生かしたいというプレーヤーは丸いラケット(タマゴ型)をお奨めします。

重量とバランス

どのラケットでも重さの違いがあるのをご存知ですか?

ラケットには重さのサイズというものがあり、一般的には「2U」・「3U」といった形で表記されています。

現在では2U〜4Uサイズが主に使われていますが、実際の重量はどのくらいなのでしょうか?
4Uがいちばん軽く80〜84g、一般的なのが3Uで85〜89g、重いのが2Uで90〜94gとなっています。

実はこの重量はどんなラケットでも一緒(共通)なのです。

え〜!!!っと思う方もいらっしゃると思います。確かにラケットは持ってみる(振ってみる)と重さに違いがあります。
それは、ラケットの重量のバランスがそれぞれ違うからなのです。

・バランスの中心がヘッドに近いものは重く感じる
・グリップに近いものは軽く感じる

つまり重いラケットといっても実際に重いサイズ(2Uなど)のものと、ヘッドが重いバランスになっているものと2種類あるのです。

簡単にいうと2Uのヘッドが軽いバランスのものと、3Uのヘッドが重いバランスのラケットを実際に振ってみると全体の重量が軽いはずの3Uのラケットのほうが重く感じることもあるのです。
また同じ種類・同じサイズでも上記のように5g程度のばらつきがあるわけですから実際に手に持ってみて選ぶという必要性がいかに重要かがお分かりいただけたと思います。

グリップサイズ

ラケットを選ぶ際にあまり気にしていない方が多いのがグリップサイズです。
実はグリップにも太さのサイズがあり、一般的には「G4」・「G5」と言った形で表記されています。
現在ではほとんどG4とG5の2種類しかありませんが、G3やG6・G4.5といったサイズも種類によっては存在しています。グリップサイズは数字が大きいほど細く、小さいほど太くなっています。

実際にはみなさんグリップにテープ(タオルグリップやウエットグリップ等)Iを巻いて太さを調整しているのであまり気にしなくても良いのですが、「重量とバランス」でお話したバランスがグリップの太さによって変わってくるので注意が必要です。

太いということはグリップが重くなるということなのでバランスがグリップ寄りになりヘッドが軽く感じます。 細いということはその逆になります。

こだわれば結構重要になってくるのがグリップサイズです。

実際の選び方

以上のことを考えれば、ラケット選びがいかに重要か?プレーに影響するか?分かっていただけたと思います。

では実際に自分はどんなラケットを選べばよいのでしょうか?

・ラケットの特性を知ること。
・自分のプレーを自分でよく知ること。
・自分にはどのラケットが適合するかを知ること。

これらが重要になってきます。

なかなか難しいことと思いますので 、ラケットハウスグリップではみなさんと一緒に考え、より良い一本を選びたいと思っています。

ぜひ直接店舗までお越しください。